HOME 実務解説 税金の知識 会社のペットは経費にできるの?

会社のペットは経費にできるの?

 従業員の慰安目的や来客へのお出迎えサービス? として犬や猫を飼っている会社もあります。エントリーホールや応接室で魚を飼育している会社はよく見かけるところでしょう。

本稿では、こうした動物の購入費用やエサ代などの取扱いについてみていきます。

■社内ペットの購入費用は経費になるの?

次のケースでは、ペットの購入費用は経費に落とすことができます。

1.事業経営上ペットの存在が必要なケース

事業が、猫カフェ、フィッシュカフェなどのように動物の存在が事業上必要なものであれば、動物の購入費用は経費となります。

 こうしたお店に来るお客さんの目的は、飲食よりも動物とのコミュニケーションにあります。そのため、動物の存在がお店の収益に貢献していることは明らかなので、収益をあげるための経費として会計処理をします。

2.事業所内で飼われている犬・猫などのケース

いわゆる看板犬、番犬のようなペットの購入費用は経費にできます。

こうした動物は、会社の広告活動の一部として存在し、従業員を和ませることで慰安目的にも適う点から、その購入費用は経費とされます。

3.購入費用が高額なケース

購入費用が30万円以上のときは固定資産として計上し、減価償却する必要があります。減価償却資産として償却する場合の耐用年数は、犬、猫であれば8年になります。

■ペットの食事代や治療費は経費になるの?

ペットの食事代は、購入費用が経費になる動物であれば、事業経費として計上することができます。同じく病気の治療代も、事業経費として計上することができます。

また、病気に備えてペット保険に加入することが多いと思いますが、その際の保険料も購入費用が経費にできるペットにかかるものであれば経費となります。

■ペットの葬儀費用は経費になるの?

 生前に会社の収益に貢献していたペットの葬儀費用は、社会通念上妥当な葬儀費用であれば、事業経費にできると判断します。

 可愛さのあまり行く過ぎた葬儀となることがないように注意し、ペットとして常識的な葬儀費用に収まるように気を付けてください。