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労働安全衛生法施行令の一部改正

  • 労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令(平成24年政令第241号)

がん等の労働者に重篤な健康障害を及ぼすおそれのあるインジウム化合物等について、労働者の健康障害防止措置の拡充を行うこととされました。 この法律は平成25年1月1日より施行されます。

1 名称等の表示の対象となる物の追加

譲渡又は提供時に名称等を表示しなければならない物として、インジウム化合物、エチルベンゼン並びにコバルト及びその無機化合物を追加することとされました。

2 健康診断を行うべき有害な業務の追加

有害な業務に従事する労働者及び有害な業務に従事させたことのある労働者で現に使用しているものに対して行う健康診断の対象業務として、インジウム化合物、エチルベンゼン並びにコバルト及びその無機化合物を製造し、又は取り扱う業務を追加することとされました。

3 特定化学物質の追加

特定化学物質の第二類物質に、インジウム化合物、エチルベンゼン並びにコバルト及びその無機化合物を追加することとされました。

4 エチルベンゼン並びにコバルト及びその無機化合物に係る適用除外

エチルベンゼン若しくはエチルベンゼンを含有する製剤その他の物又はコバルト及びその無機化合物若しくはコバルト及びその無機化合物を含有する製剤その他の物を製造し、又は取り扱う業務等のうち、厚生労働省令で定める業務等については、作業主任者の選任をすべき業務、作業環境測定を行うべき業務及び健康診断を行うべき有害な業務の対象としないこととされました。 ※当該「厚生労働省令で定める業務」を定める厚生労働省令、その他、詳細を定めた厚生労働省令は、近く公布される予定です。

〔解説〕厚生労働省では、労働安全衛生関係法令上、製造工程等の管理が未規制の化学物質であって、がん等の労働者に重篤な健康障害を及ぼすおそれのあるものについて、労働者の当該物質へのばく露の状況等の情報に基づきリスク評価を行った上で必要な規制を行うこととしています。今般、「平成23年度化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会」等の報告に基づいて、インジウム化合物、エチルベンゼン並びにコバルト及びその無機化合物について、労働者の健康障害防止措置の拡充を行うこととされました。