サービス残業対策その8は、パートタイマーの活用、が挙げられます。
恒常的に残業が発生する社員の業務の一部をパートタイマーに振り分ける「ワークシェアリング」を活用することも、残業時間の削減には有効です。
社員一人ひとりの仕事の「量と質」は適切か?また、その仕事は本当に正社員でなければできない仕事か?という具合に個々の業務を見ていくと、ワークシェアリングできる仕事が意外に多く見つかるのではないでしょうか。 また、直ちにパートタイマーに任せることが難しい業務でも、内容や手順の見直しによる定型化、マニュアル化等により、ワークシェアリングが可能となるように工夫することも重要です。
意欲と能力さえあれば、短時間であってもそのライフスタイルに応じて働けるよう業務内容や職場環境を整備することにより、有能な人材の職場への定着や新たな人材確保を容易にし、企業の競争力を高めることも期待できます。
更に、パートタイマーに関しては、労働時間が正社員の労働時間のおおむね4分の3未満であれば社会保険加入の対象外となり、残業代以外のトータルな人件費についても削減が見込まれます。