令和5年9月29日、厚生労働省から、令和5年8月分の一般職業紹介状況が公表されました。
これによると、「有効求人倍率(季節調整値)」は、「1.29倍」で、前月と同水準でした。
求人は、宿泊・飲食業、教育・学習支援業で増加している一方で、物価高による資材の値上がりや光熱費の増加を受け、製造業や建設業、娯楽業などで減少する傾向が続いているということで、厚生労働省では、今後も、物価高が雇用に与える影響を注視していく必要があるとしています。
また、同日に総務省から公表された令和5年8月分の「完全失業率(季節調整値)」は、「2.7%」で、こちらも、前月と同水準でした。
内訳をみると、完全失業者の数は186万人で前年同月と比べて9万人の増加、就業者数は6,773万人で前年同月と比べて22万人の増加となっています。
なお、就業者数のうち、女性の就業者数は3,066万人となり、比較可能な1953年以降で過去最多となっています。
総務省では、今後の推移を注視していくとしています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<一般職業紹介状況(令和5年8月分)について(厚労省)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35417.html
<労働力調査(基本集計)2023年(令和5年)8月分(総務省)>
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei04_01000253.html