令和6年4月30日、厚生労働省から、令和6年3月分及び令和5年度分の一般職業紹介状況が公表されました。
また、同日、総務省から、同月分・同年度分などの労働力調査の結果が公表されました。
これらにより、有効求人倍率と完全失業率が明らかにされています。
●令和5年度分(年度平均)について
・有効求人倍率
→「1.29倍」で、前年度に比べて0.02ポイント低下(3年度ぶりに低下)
・完全失業率
→「2.6%」で、前年度と同率
令和5年度分の有効求人倍率の低下については、原材料費や光熱費の高騰により、建設業や製造業で求人を減らす動きが続いていることが影響したなどと分析されています。
●令和6年3月分について
・有効求人倍率
→「1.28倍」で、前月に比べて0.02ポイント上昇(16か月ぶりの上昇)
・完全失業率
→「2.6%」で、前月と同率
令和6年3月分の有効求人倍率の上昇については、賃上げの機運の高まりなどにより、転職を希望する人が減ったことが影響しているなどと分析されています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<厚労省:一般職業紹介状況(令和6年3月分及び令和5年度分)について>
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39833.html
<総務省:労働力調査(基本集計)2024年(令和6年)3月分、1〜3月期平均及び2023年度(令和5年度)平均>
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01toukei04_01000262.html