人的資本経営の実践その前に。重要なのは土台作りを行うこと

公開日:2023年12月3日

人的資本経営は本格的な推進の段階へ

ここ最近、「人的資本」「人的資本経営」という言葉を目にする機会が増えたのではないでしょうか。

財務情報といった数字だけではなく、“人”の観点で、投資家が企業を評価する傾向が世界的に広がりを見せており、日本もその流れを受け、人的資本の開示(※)や人的資本経営の重要性が飛躍的に高まっています。

(※)2023年度に約4,000社の上場企業などを対象に「人的資本」の情報開示が義務化


ただ、人的資本経営というワードがなんとなく頭の中に入ってくるものの……

「正直、なんのことだかわからない」
「おおまかな話もわからない」
「具体的に何をしたらいいかわからない」

と感じる方が大半ではないでしょうか。

「人的資本経営」に取り組むには、社員が持つノウハウやスキル、知識といった“目に見えない資産”こそが、企業の中長期的な競争力の強化や企業価値の向上の源である、という共通認識を社内で持つことが第一歩です。そのためには、人的資本経営の基本を学ぶことが重要になります。

このような思いを持っている方々におすすめしたいのが、人的資本経営を実践していく際に必要な一通りの実務の基礎を習得できる「人的資本経営検定BASICです。

 

「人的資本経営」を検定で学ぶ4つのメリットとは 

メリット1:人的資本経営の知識をスムーズに身に付けられる

多くの行政資料や公的機関の資料、国内外の指標、日本国内の法令や制度が個々に独立して存在しており、「人的資本経営」の全体像を自分一人でつかもうとすると、きわめて困難な状況があります。

そんな状況を打破してくれるのが人的資本経営検定BASICです。ノウハウや知識を体系立てて整理した検定試験のため、広くビジネスパーソンが人的資本経営の知識をスムーズに身に付けられるようになっています。

メリット2:実務で活かすポイントを端的に押さえられる

「人的資本経営」を学ぼうとすると「情報開示」に関連したことに大きくスポットを当てられがちで、実際に「どこから一歩を踏み出したらいいのかわからない」という方も少なくないでしょう。

「人的資本経営検定BASIC」では「情報開示」のみならず、少子高齢化への対応、女性や高齢者を含む全世代の活躍、多様な働き方の実現などについても解説。実務で活かすポイントを端的に押さえることができます。

メリット3:自己成長とキャリアの発展につながる

「人的資本経営検定BASIC」の検定を通じて、自身のスキルや知識を向上させることができます。「人的資本経営」を学ぶことは、個人の成長とキャリアの発展につながります。

メリット4:今後の企業経営に役立つ(=人的資本経営につながる)

「人的資本経営検定BASIC」で得た知識と実務で活かすポイントは、職務遂行の効率化を図る一手となります。新たな視点やアプローチを学ぶことは、今後の企業経営に役立てることができるでしょう。すなわち、人的資本経営につながっていきます。

 

企業・学校の「人的資本経営検定BASIC」活用イメージ

1.「管理職、マネジメント層」に向けて研修として活用する

2022年8月に政府は人的資本の情報開示における指針(人的資本可視化指針)を公表、2023年3月期決算以降、約4,000社の上場企業などを対象に人的資本の情報開示が義務化されており、これからますます人的資本経営にシフトする企業が増えてくるでしょう。

本格的な取り組みに向けて、管理職、マネジメント層の全員が人的資本経営の共通認識を持っていると、組織の方向性を明確にし、変化するビジネス環境にも柔軟に対応できます。また、日常業務や組織の課題に対して、的確な解決策を見い出せるようにもなります。

2.「新入社員」に向けて研修として活用する

将来を担うZ世代が中心となっているケースが多いESG(環境、社会、ガバナンス)活動。ESG活動と人的資本経営は密接に関連している(※)ため、これから入社してくる新入社員に向けてESG価値を共有しながら、人的資本経営についての共通認識を持たせることができます。

「人的資本経営検定BASIC」を活用した研修は、組織の文化や価値観を浸透させることにも役立ちます。

(※)「人的資本」の項目はS(社会)とG(ガバナンス)に含まれる。

3.「育児休業から職場復帰間近の社員」に向けて研修として活用する

最長2歳まで取得可能な育児休業。通常は、子どもが1歳の誕生日前日まで育休を取得する従業員が多いかと思います。長期間の育休から職場復帰にあたりスムーズに復帰できるか不安を抱えている社員も少なくないものです。

職場復帰間近の社員に向けて「人的資本経営検定BASIC」を活用することで、スムーズな職場復帰やキャリアの継続的な発展のサポートとなります。こういった研修を行うことで「社員を大切に思っている会社である」ということが従業員のみならず内外に伝わります。すなわち人的資本経営を実践していることになります。

4.就職を控えた大学3,4年生に向けて、「社会人になるための教育」として活用する

ESG活動、人的資本経営はこれから社会人になる次世代にはとても重要な概念となってきます。将来のキャリアを考える上で“企業選び”は非常に大切ですが、「人的資本経営検定BASIC」で学ぶことで“企業選び”をする際の指針となります。

また、プロフェッショナリズムの理解、ビジネス知識の獲得、キャリア意識も育まれます。「人的資本経営検定BASIC」 は、スムーズな就職と将来のキャリアの成功に向けた一歩を踏み出すサポートをします。

人的資本経営の土台づくりに最適な「人的資本経営検定BASIC」

人的資本経営とは、会社で働く“社員”を“会社の資本”、つまり“財産”として捉えて投資していくことで、持続的な企業価値の向上を目指していく経営手法を指します。

「人的資本経営検定BASIC」は、その人的資本経営の基礎概念や、導入・実践を進める上での実務レベルの体系的な知識が得られ、その知識を認定する、学びを重視した検定試験です。学習の中では、新聞やニュースの頻出ワードが出てきますので、同時に情報感度が高まります。また、知識をリスキリングするのに最適な学びとなります。

 

——人的資本経営クイズ、あなたは答えられますか?——

 

<クイズ①>人的資本経営とは、人的資本(人の持つ知識・技能・能力、経験の蓄積等)の価値を最大限に引き出すことで、〇〇的な企業価値向上につなげる経営のあり方を指します。「〇〇的」に当てはまる言葉は次のうちどれでしょうか?

 

1.短期的
2.中長期的
3.画期的

 

<クイズ②>「新しい職業に就くために、あるいは、今の職業で必要とされるスキルの大幅な変化に適応するために、必要なスキルを獲得する/させること」をリスキリングと言います。リスキリングは「〇〇経営」の一部と位置付けられており、密接に関連しています。「〇〇経営」に当てはまる言葉は次のうちどれでしょうか?

 

1.グローバル経営
2.多角経営
3.人的資本経営

 

             (クイズの答え)①2.中長期的 ②3.人的資本経営)

いかがでしたか? 検定で学ぶ内容のほんの一部を紹介しました。

すでに受験された方からは、

「検定を受けて、漠然ととらえていた人的資本経営という言葉がすっきり頭に入り、今後の業務に活かせると感じました。特にリスキリングやエンゲージメントについては、すぐに社内検討を始めました」(コンサルティング会社 54歳 管理部長)

「自分のペースで学習ができるので、余裕をもって取り組めました。テキストと動画はとても見やすく、検定試験も1回で合格できました」(損害保険会社 28歳 人事部研修担当)

「総合的、横断的な知識が得られ、顧問先の業務にたいへん役立っている」(開業社会保険労務士)

との声もいただいています。

「人的資本経営」の土台づくりに、皆様の会社でも本検定を活用してみてはいかがでしょうか。

 

"人的資本経営”の基礎知識と推進にあたっての実務力を認定する検定試験「人的資本経営検定 BASIC」の詳細はこちら

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