厚生労働省から「令和2(2020)年度 国民医療費の概況」が公表されました(令和4年11月30日公表)。
「国民医療費」は、その年度内の医療機関等における保険診療の対象となり得る傷病の治療に要した費用の推計です。
ここでいう費用とは、医療保険などによる給付のほか、公費負担、患者負担によって支払われた医療費を合算したものです。
なお、保険診療の対象とならない費用や、正常な妊娠・分娩、健康診断、予防接種など、傷病の治療以外の費用は含みません。
この国民医療費が、令和2年度においては42兆9,665億円(過去最高であった前年度に比べ1兆4,230億円、3.2%の減少)となりました。
高齢化の進展で増加傾向が続く中、40兆円を超えるのは8年連続となりました。
なお、令和2年度は、4年ぶりに減少しましたが、これは新型コロナの感染拡大に伴う受診控えの影響とみられています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和2(2020)年度 国民医療費の概況>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin//hw/k-iryohi/20/index.html
2022/12/1