女性の平均給与が初めて300万円台に しかし男女格差は依然大きい(国税庁の調査)

公開日:2022年9月29日

国税庁から、令和4年9月28日、「令和3年分 民間給与実態統計調査結果について(令和4年9月)」が公表されました。 

「民間給与実態統計」は、統計法に基づく基幹統計の一つです。

民間の事業所における年間の給与の実態を、給与階級別、事業所規模別、企業規模別等に明らかにし、併せて、租税収入の見積り、租税負担の検討及び税務行政運営等の基本資料とすることを目的としたもので、その作成のための調査は毎年実施されています。

令和3年分の調査の結果のポイントは、次のとおりです。

  • 令和3年12月31日現在の給与所得者数は、5,931万人。

令和3年中に民間の事業所が支払った給与の総額は225兆4,195億円で、源泉徴収された所得税額は11兆1,870億円(給与総額に占める税額の割合は4.96%)。

  • 1年を通じて勤務した給与所得者について

・給与所得者数は、5,270万人(対前年比0.5%増、25万人の増加)で、その平均給与は443万円(同2.4%増、102千円の増加)。

・男女別にみると、給与所得者数は、男性 3,061万人(同0.5%減、16万人の減少)、女性 2,209万人(同1.9%増、41万人の増加)。

平均給与は、男性545万円(同2.5%増、131千円の増加)、女性302万円(同3.2%増、94千円の増加)。

女性の平均給与は過去最高の302万円となり、初めて300万円台に乗りましたが、男性の55%程度にとどまり、依然として男女格差が大きい状況です。

 詳しくは、こちらをご覧ください。

<令和3年分 民間給与実態統計調査結果について(令和4年9月)>

https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2021/pdf/002.pdf

2022/9/29

「女性活躍の法律」関連記事

「労務コンプライアンス」に関するおすすめコンテンツ

ピックアップセミナー

オンライン 2024/11/27(水) /13:30~17:30

【オンライン】はじめての給与計算と社会保険の基礎セミナー

講師 : 社労士事務所Partner 所長 西本 佳子 氏

受講者累計5,000人超!2009年から実施している実務解説シリーズの人気セミナーです!
給与計算と社会保険について基礎からの解説と演習を組み合わせることで、初めての方でもすぐに実務に活用できるスキルが習得できます。

DVD・教育ツール

価格
31,900円(税込)

経験豊富な講師陣が、初心者に分かりやすく説明する、2024年版の年末調整のしかた実践セミナーDVDです。
はじめての方も、ベテランの方も、当セミナーで年末調整のポイントを演習を交えながら学習して12月の年末調整の頃には、重要な戦力に!

価格
6,600円(税込)

法律で求められることとなった介護に関する周知事項を網羅するとともに、個々人が最適な仕事と介護の両立体制をつくる上で必要な一通りの知識をまとめたのが本冊子です。
ぜひ、本冊子を介護制度の周知義務化対応としてだけでなく、介護離職防止策や介護両立支援策の一環としてご活用ください。

おすすめコンテンツ

TEST

CLOSE