厚生労働省から、令和5年3月28日に開催された「第2回 社会保障審議会年金部会」の資料が公表されました。次期年金制度改革に向けた検討が続けられていますが、報道などで話題になっているは、「女性の就労の制約(いわゆる年収の壁など)」についてです。
全世代型社会保障構築会議において、「女性就労や高齢者就労の制約となっていると指摘される社会保障制度や税制等について、働き方に中立的なものにしていくことが重要である。この点に関し、被用者保険が適用されることのメリットを分かりやすく説明しながら、適用拡大を一層強力に進めていくことが重要である」とされたことを踏まえ、社会保障審議会年金部会でも検討が進められる模様です。
さまざまな意見が出ているようで、結論を得るまでには難航することが予想されます。今後の動向に注目です。
<第2回 社会保障審議会年金部会/資料>
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/nenkin_230328.html