内閣官房から、令和4年9月28日に開催された「全世代型社会保障構築会議(第7回)」の資料が公表されました。
今回の議事は、「テーマ別検討の議論の状況について」ということで、「子ども・子育て支援の充実」、「医療・介護制度の改革」に関する資料が提出されました。
医療分野(医療保険関係)については、次のような検討の方向性が示されました。
- 子育て世代の支援のための出産育児一時金の大幅な増額と、その際、医療保険全体の中で支え合うことについて
- 負担能力に応じて、全ての世代で、増加する医療費を公平に支え合う仕組みを強化する観点を踏まえた、高齢者の保険料賦課限度額や高齢者医療制度への支援金の在り方、被用者保険者間の格差是正の方策等について
- 更なる国民の負担軽減の観点から、医療費の伸びを適正化するため、給付の効率化を含め、より実効的な取組について
出産育児一時金については増額を明言していますが、その財源のことはこれから決めるということですね。
結局、増額分を医療保険全体の中で支え合うという方向で検討を進めるようですが、そのことが話題になっています。
報道でも、「出産育児一時金の財源を75歳以上の高齢者も負担へ 政府が検討」などとして、大きく取り上げられています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<全世代型社会保障構築会議(第7回)/資料>
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai7/gijisidai.html
2022/9/29