マイナンバーカードの健康保険証利用について、いわゆるマイナ保険証が別人のものと紐付いている事案などが続けて発生していることを受け、厚生労働大臣は、令和5年5月23日の記者会見で、次の2つの対策を講じることを表明しました。
●まず1つ目は、全保険者に対して、厚生労働省が示している基本的な留意事項とは異なる方法で事務処理を行っていなかったか点検を行い、該当するものがある場合には改めて5情報、漢字氏名、カナ氏名、生年月日、性別、住所の一致などの確認を行うよう要請する。6月末までに作業状況の報告を、7月末までに作業結果の報告を求めることとする。
●2つ目は、これまで登録された加入者情報について誤りがないかを確認するため、現在オンライン資格確認等システムに登録されているデータ全体について住民基本台帳情報と照合し5情報の一致状況を確認する。異なる個人番号が登録されている疑いがあるものについて、速やかに本人に送付する等により確認していただきたいと考えている。
続けて、次のようにコメントしています。
●オンライン資格確認のメリットを実感して利用していただくためにも、従前から申し上げているがシステムに対する信頼が大変重要である。そうした信頼を損なうことのないよう保険者による迅速かつ正確なデータ登録の徹底を求めるとともに、厚生労働省としてもそのための仕組みの構築を含めて対応していきたいと考えている。
他の質疑応答も含め、詳しくは、こちらをご覧ください。
<厚生労働大臣会見概要(令和5年5月23日)>
https://www.mhlw.go.jp/stf/kaiken/daijin/0000194708_00559.html