人的資本経営から考える中小企業の人材不足の解決策<後編>
「自社のいいところ」と「人材のどこに投資すべきか」を可視化する
<社会保険労務士・アクシス社労士事務所 代表 岡田勝義/PSR会員>
人財の専門家である社労士と、知財の専門家である弁理士の資格を掛け合わせ、「無形資産の専門家」として、イノベーション経営のサポートをされている岡田勝義先生のコラムです。
前回のコラムでは、人手不足は「流出者(退職者)>流入者(採用者)」の公式で表され、下記二つの施策が必要である点をご紹介しました。
今回のコラムでは、この二つの施策で目指すゴールとして下記を設定してみたいと思います。
このゴールを目指す取り組みがなかなかできないのが現状なのですが、おそらく「自社のいいところを把握していない」、「人材のどこに投資すればよいのかわからない」というのが二大理由であると考えます。
そういうわけで、以降はこの二大理由を解消するための考え方や施策についてご紹介していきます。
自社のいいところを把握するために
<<<【専門家コラム】人的資本経営から考える中小企業の人材不足の解決策<前編>
プロフィール
岡田 勝義(おかだ まさよし)
文系学部(経営学部)と理系学部(工学部電気工学科)卒
社会保険労務士資格と弁理士資格のダブルライセンスを保有
大企業(住宅メーカー営業)、中小企業(社会保険労務士補助業務、弁理士業務)、地方自治体(給食調理)勤務のさまざまな職種経験を武器に、弁理士業では1,000件以上のブランド戦略、多くの企業の新商品・新サービス開発戦略、マーケティング戦略、知財戦略にも関与。社労士業では一般的業務に加え、攻めに貢献する就業規則作成支援などユニークなサポート実績もある。
現在は、アクシス国際弁理士法人に勤務しつつ、アクシス社労士事務所・アルペンスキーヤーに特化した就活サポート&ビジネストレーニングアカデミー『Spul』を立ち上げ、日々クライアントと伴走する三刀流コーチを行っている。
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