扶養に入っている有職者の63.4%が就業調整をしていると回答(連合の調査)

公開日:2024年5月15日

連合(日本労働組合総連合会)から、「年金に関する調査2024」の結果が公表されました(令和6年5月14日公表)。この調査は、いわゆる“年収の壁”や年金に関する意識・実態を把握するため、インターネットリサーチにより令和6年3月27日~29日の3日間で実施されたもので、全国の15歳以上の男女1,000名の有効サンプルを集計したものとなっています。

調査結果のポイントは、次のとおりです。

≪年収の壁について≫
●「“年収の壁”を理解していない」→56.4%
●「労働時間を一定に抑える調整をしている」→扶養に入っている有職者の63.4%
(女性では67.8%、男性では51.5%)
●労働時間の調整をするにあたって意識している収入→53.7%が「年収103万円」
●「社会保険や税、企業の配偶者手当など、様々な制度の収入要件がなければ、労働時間を延ばしたい」→労働時間を調整している人の57.9%

≪年金制度に関する意識について≫
●今の公的年金制度に対して関心が高いこと
1位「自分が老後にいくら受け取れるか」
2位「自分が何歳から年金を受け取れるか」
●「今の公的年金制度を見直すべきだと思う」→70.8%
どのように見直すべき?
1位「給付は税金などを財源とし、加入者は保険料を支払わない制度にする」
●第3号被保険者制度をどのように見直すべき?
「第1号被保険者と同じくらいの負担にする」、「完全に廃止すべき」など

詳しくは、こちらをご覧ください。

<年金に関する調査2024(連合)>
https://www.jtuc-rengo.or.jp/info/chousa/data/20240514.pdf?810

「社会保険の法律」関連記事

「労務コンプライアンス」に関するおすすめコンテンツ

ピックアップセミナー

オンライン 2024/11/27(水) /13:30~17:30

【オンライン】はじめての給与計算と社会保険の基礎セミナー

講師 : 社労士事務所Partner 所長 西本 佳子 氏

受講者累計5,000人超!2009年から実施している実務解説シリーズの人気セミナーです!
給与計算と社会保険について基礎からの解説と演習を組み合わせることで、初めての方でもすぐに実務に活用できるスキルが習得できます。

DVD・教育ツール

価格
31,900円(税込)

経験豊富な講師陣が、初心者に分かりやすく説明する、2024年版の年末調整のしかた実践セミナーDVDです。
はじめての方も、ベテランの方も、当セミナーで年末調整のポイントを演習を交えながら学習して12月の年末調整の頃には、重要な戦力に!

価格
6,600円(税込)

法律で求められることとなった介護に関する周知事項を網羅するとともに、個々人が最適な仕事と介護の両立体制をつくる上で必要な一通りの知識をまとめたのが本冊子です。
ぜひ、本冊子を介護制度の周知義務化対応としてだけでなく、介護離職防止策や介護両立支援策の一環としてご活用ください。

おすすめコンテンツ

TEST

CLOSE