ビジネスマナー連載第7回
コミュニケーションギャップを生み出すZ世代の「評価ことば」。
課題解決のポイントとは?
<組織こうどう研究所 所長 産業カウンセラー ひらさわまるこ>
自分の思いや考えを言語化したことばは、発した後も自分の所有対象だと思いがちですが、受け取る側がどのように解釈するかにより、その後の状況等の展開が決まることを鑑みると、ことばを発した後は相手の所有対象と考えるのがよさそうです。
例えば、注意を受けて「教えてくれてありがとう」と受け止めるか、「そんなこと言われなくてもわかっている」と受け止めるかで、その後の展開は違ってくるでしょう。
このように、受け取る側の解釈で動いていきますから、いずれは相手のものになることを念頭に置いて発話者はことばを選ぶ。これもビジネスマナーでは大切です。
そして、この時に必要なのが、受け取る相手はどのように思うだろう?と想像できる力と、状況を把握する俯瞰力です。
今回は、「想像力」と「俯瞰力」にスポットをあてて、ビジネスマナー力について考えていきます。
Z世代に特徴的な「評価ことば」の活用
プロフィール
ひらさわまるこ
組織こうどう研究所 所長 産業カウンセラー
組織開発系ファシリテーターとして企業内での教育事業に関与して23年目
産業心理の観点から、職場の心理的安全性を高める研修とコンサルティングを行う専門家
<経歴>
2000年8月 「職場の心理的安全性の向上」のための、影響言語を扱うリーダーシップ・影響言語によるチームワーク向上のトレーナーとして研修業務に携わる。
2007年〜2021年 大学講師(2大学)担当科目:ビジネスコミュニケーション/これからのリーダーシップ他
2016年 『オフィスコミュニケーショントレーニング』第一版2016,改訂版2018,ナカニシヤ出版(単著)
2023年 小冊子『社会人の価値を高めるビジネスマナーBOOK』執筆(発行:株式会社ブレインコンサルティングオフィス)
<所属>
産業・組織心理学会
日本認知心理学会
一般社団法人 産業カウンセリング協会
一般財団法人 日本ハラスメントカウンセラー協会
【好評発売中】『社会人としての価値を高めるビジネスマナーBOOK』(カラー/A5判/32ページ)
内定者研修に、新入社員研修に。幅広く教育研修に活用できるビジネスマナーの基本書
本小冊子は、基本のビジネスマナーに加え、メンタルヘルスを維持するためのコツ、コロナ禍以降、活用場面が増えたオンライン会議やSNSのマナーのポイントも紹介しています。コンプライアンス(法令順守)も掲載。ビジネスパーソンとして肝に銘じておきたい「機密管理」、働きやすい職場づくりに必要不可欠な「ハラスメント防止」について、注意点を解説しており、これ一冊で、一通りのマナーの基本が身に付くようになっています。
✅ 新入社員、中途入社社員への教育研修に
✅ 営業社員向け研修教材として
✅ 新任管理職のマネジメント研修に
✅ 内定者向け教育ツールとして
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