首相官邸において、令和6年5月23日、「令和6年第6回経済財政諮問会議」が開催されました。
今回の会議では、中長期の重点課題のうち、生涯活躍と少子化への対応及び社会保障の強靱化について議論が行われました。
議長である岸田総理は、この日の議論を踏まえ、次のように述べました。
●人口減少が加速する中でも、豊かさと幸せを実感できる持続可能な経済社会を実現していくためには、生産性の向上、労働参加の拡大、出生率の引上げを通じて、人口減少による成長の下押しを克服していくことが必要不可欠である。
あわせて、国民が成長の恩恵を実感できるよう、全世代型の社会保障制度の構築や成長と分配の好循環の実現を通じて、誰もが活躍できるウェルビーイングの高い社会を実現していかなければならない。
具体的には、「こども未来戦略に基づき、少子化対策を抜本的に強化するとともに、子供や子育て世帯を社会全体で支える気運の醸成を図っていく」、「男女、若者・高齢者を問わず、誰もが希望に応じて働き続けられるよう、不本意非正規の解消や、男女間賃金格差の是正、いわゆる『年収の壁』への対応、全世代を対象としたリ・スキリングの強化に向けた必要な方策を、骨太方針に盛り込んでいく」といった方向性が示されています。
骨太方針にどのように盛り込まれるのか、動向に注目です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和6年第6回 経済財政諮問会議>
首相コメント:
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202405/23keizai.html
資料:
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0523/agenda.html