健康保険証が発行されなくなる! ~マイナンバーカードがマイナ保険証に~
<株式会社ブレインコンサルティングオフィス 北條孝枝>
マイナ保険証とは?
健康保険証の利用登録をしたマイナンバーカードが「マイナ保険証」です。このマイナンバーカードと健康保険証の一体化により、2024年12月2日以降は、健康保険証は新たに発行されず、「マイナ保険証」を基本とする仕組みに移行することになりました。(2023年のマイナンバー法の改正により決定)
それまでに発行された健康保険証(2024年12月2日時点で有効なもの)は、最大で1年間が有効期限となります。
政府は、2024年5月から7月を「マイナ保険証利用促進集中取組月間」と位置づけ、「あらゆるメディアを動員し、集中的な広報」展開すると発表しました。
また、医療機関向けの配布用チラシや、事業主から内定者へのマイナンバー提出の呼びかけに活用するチラシ例等を公表したり、紹介ムービーやセミナー等を実施したりと、施行日に向けて準備を進めています。
会社としてしなければならないこと
プロフィール
北條孝枝
株式会社ブレインコンサルティングオフィス 社会保険労務士
メンタルヘルス法務主任者 情報セキュリティマネジメント試験合格者
会計事務所で長年に渡り、給与計算・年末調整業務に従事。また、社会保険労務士として数多くの企業の労務管理に携わる。情報セキュリティについての造詣も深く、近年は実務担当者の目線で、企業のマイナンバー制度や個人情報保護法対応の社内整備や運用の最適化・業務効率化について取り組むとともに、実務に即したマイナンバーや改正個人情報、働き方改革などの企業対応に関する講演も多数行っている。