離職防止、復帰後の不安を軽減、職場復帰に向けたマインド向上に
育休からの復帰をスムーズにするセミナー【特別価格】
少子高齢化が急速に進展する中で、生産年齢人口の減少や求人に応募が少ないなどの理由から採用活動で苦戦を強いられ、人手不足の問題に直面している企業が増えています。
人手不足問題に対応するためには、いま雇用している人材を育成し、社員を定着させることはどの企業にとっても重要な経営課題の一つです。
会社としては「社員を定着させたい」という思いがある一方で、社員、とくに女性社員側の視点では大きなライフイベント“出産・育児等”を迎える人もおり、それは退職を選択するタイミングの一つにもなっています。
約3割の女性は出産後に退職を選んでいる
令和5年5月に公表された厚生労働省の資料「第一子出産前後の妻の継続就業率・育児休業利用状況」によれば、約7割の女性が第一子出産後も就業継続しているという結果が出ています。
正規職員については育児休業による継続就業が進んできているとはいえ、約3割の女性は出産後に退職を選んでいることになります。
- 参考資料:厚生労働省「第一子出産前後の妻の継続就業率・育児休業利用状況」
- データ出典:国立社会保障・人口問題研究所「第16回出生動向基本調査(夫婦調査)」(2021年)
女性社員が「出産・育児等」を機に退職を選ぶ理由
女性社員が退職を選ぶ理由としては様々なことが考えられますが、
✅ 仕事と子育てを両立できるか不安
✅ 両立への不安を会社に伝えると「戦力外と思われてしまうのでは」など思ってしまい相談しづらい
✅ 実際に両立しづらい環境がある
✅ 産前と産後でライフプランの変更が起こる
などが挙げられます。
出産退職の経済損失は、単純に就業していた女性の所得が減るというだけでなく、女性が働いていた企業の活動もまたダメージを受けることになります。
少し古いデータにはなりますが、第一生命経済研究所は、2017年に出産に伴って退職した者は約20万人(推定)、出産退職に伴う経済全体の付加価値損失は1兆1,741億円に上るとの調査結果を発表しています。
企業としては、育休取得中の社員のケア・サポートは重要な取り組みといえるでしょう。
- 参考資料:「第1子出産前後の女性の継続就業率」及び出産・育児と女性の就業状況について(P7)」(2018年11月内閣府男女共同参画局)
- データ出典:第一生命経済研究所「出産退職の経済損失1.2兆円~退職20万人の就業継続は何が鍵になるか?~」(2018年8月1日)
会社が「育休取得中の女性社員」に対して取り組めることは?
会社に相談できずに社員が退職を選んでしまうことは、本人のみならず企業活動にとってもダメージを受けることになります。
会社としては予防策を講じる必要がありますがその一つに活用できるのが育休中社員のケアやサポートを目的とした「育休からの職場復帰研修(職場復帰準備セミナー)」(主催:さんぎょうい株式会社)です。
育休後アドバイザー®取得のキャリアコンサルタントが、育休復帰後の生活面、仕事面、今後のキャリアの考え方を網羅しながら、育休取得中の社員のみなさんに前向きな気持ちで職場復帰に備えていただける研修となります。
オープン研修のため、一人から参加可能。また、同じ育休取得者という立場でも異なる環境に身を置くメンバーと接することができますので、多くの刺激を受ける場となります。
本セミナーは、育休取得者の職場復帰をスムーズにするともに、社内周知を通じて、会社が仕事と育児を両立しやすい環境づくりを行っているというメッセージの発信にもつながります。ぜひ効果的にご活用ください。
※本セミナーはさんぎょうい株式会社主催のオープンセミナーです。今後継続的に開催予定ですが、2/13開催のみ特別価格でご案内しております。
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研修の内容
特長
✅ 自身も子育て経験のあるキャリアコンサルタントが、それぞれに最適な働き方のヒントを提供します。
✅ オンラインなので、子どもを見ながらでも参加可能です。
✅ グループワークがあるので、同じ悩みを持った人と話すことができます。
カリキュラム(120分/仕事編&両立編で1セット)
仕事編 |
【1】 子育てしながら働くこと
|
暮らし&パートナーシップ編 |
【1】 復帰後生活の時間割・シミュレーション
|
※ご都合で参加できなくなった場合でも、後日アーカイブにてご視聴できます。
受講対象者
育児休業取得中の女性社員
※オブザーバーでの参加はできません。
※当事者以外の方で参加を希望される場合はお問い合わせください。
受講のメリット
◆育休取得者は……
- 仕事と育児の両立を可能とするためのコツやパートナーシップについて学ぶことで子育てをしながら働く姿をイメージできる
- 復帰後への不安が軽減して、働き続けることに前向きな気持ちになれる
◆企業は……
- 復帰予定者が働き続けることへ前向きになることで、人材の定着率が上がる
- 仕事と育児の両立への充実したサポートは「仕事の効率化・業務改善など、生産性向上に結びつく」「社員のエンゲージメント向上」「社員のモチベーションが高まる」といった効果が期待できる
- 仕事と育児の両立をサポートしている会社として対外的にアピールができる
受講者の声
- 夫と協力することを諦めていたが、受講して話し合うことの大事さを知り、一緒に子育てと仕事を頑張っていこうと思った
- ワークのグループ内で同じ悩みを持つ方がいて、自分だけではないと安心できた
- ワークで考える時間があり、家庭のこと、職場復帰後の心配事などが整理できた
利用企業の人事担当者の声
私自身が育休取得中に、「育休からの職場復帰準備セミナー」に参加しました。セミナーでは講師の方から具体的な経験談や実践的なアドバイスがあり、復帰へのマインド向上や不安の払拭に役立ちました。
また、家事・育児の悩みを直接相談でき、社会人としての重要なポイントも学べました。
Zoomでの開催だったため、融通が利きやすく、参加のハードルが低かった印象です。会社が育休取得者の復帰支援として、このような場を提供することはプラスイメージであり、貴重な機会を得て感謝しています。
講師紹介
阿部 志穂(あべ しほ)氏
フリーランスライター/育休後アドバイザー/国家資格キャリアコンサルタント
(株)リクルートを経て29歳でフリーランスとなり、ビジネス誌や女性誌で働き方やキャリアに関する記事を執筆。2006年にキャリアコンサルティング資格を取得し、執筆と並行してセミナー登壇や研修講師を務め、女性や学生を中心にキャリア支援を行う。2019年からさんぎょうい(株)の女性の健康とキャリア研修プログラムの開発に参画。