協会けんぽ(全国健康保険協会)から、令和4年7月25日開催の「第117回 全国健康保険協会運営委員会」の資料が公表されました。今回の議題は、「令和3年度決算・事業報告について【付議】」、「2023(令和5)年度~2027(令和9)年度の収支見通しの前提について」及び「更なる保健事業の充実について」などです。
令和3年決算については、収入(総額)が11兆1,280億円、支出(総額)が10兆8,289億円となり、収支差は2,991億円となるということです。資料では、新型コロナの影響についても説明されています。更なる保健事業の充実については、次のような方向で検討が進められています。
●次期の保険者機能強化アクションプラン(第6期)(令和6年度~8年度)に向けて、次の①~③をパッケージで実施したい。
①重症化予防対策の充実(令和6年度から実施、被扶養者及び協会が事業者健診結果データを取得した者向け)
②支部における地域・職域の特性を踏まえた保健事業の実施(令和6年度から実施、被保険者・被扶養者・事業主向け、支部保険者機能強化予算で実施)
③次のような健診・保健指導の充実・強化(被保険者・事業主向け)
・生活習慣病予防健診(一般健診)の自己負担の軽減(令和6年度【調整中】から実施)
・付加健診の対象年齢拡大及び自己負担の軽減(令和6年度【自己負担の軽減については調整中】から実施)
これについて、実施時期の前倒しも検討すべきといった意見も出ているようです。詳しくは、こちらをご覧ください。
<第117回 全国健康保険協会運営委員会/資料>
https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g7/cat720/r04/dai117kai/220725/