■「ここだけは押さえておきたい定年前後の社会保険のしくみセミナー」レポート
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定年退職の前後には会社も退職されるご本人もさまざまな手続きを行わなくてはいけません。また、定年後の収入や働き方によっては、年金や雇用保険との調整なども生じますので、総務・人事担当者が該当社員に年金や雇用保険の仕組みを説明する必要も出てきます。
しかし、年金などの社会保険制度はかなり複雑な上、高齢者雇用安定法も含め法改正が相次いでなされていますので、頭を悩ませているご担当者も多いのではないでしょうか。
本セミナーは、「ここだけは押さえておきたい」という題名どおり、初めて定年退職者への手続きや説明を行う人事担当者をはじめとして、もう一度知識を整理したい方へ向けになっております。スムーズな手続きや定年を迎える社員への分かりやすい説明ができるようになるお手伝いができればと思います。
「定年前後の社会保険」と聞くととても難解で、とっつきづらいイメージがありましたが、実際セミナーが始まると短時間ながら受講者が知りたい情報が簡潔にまとめてあり、また話のテンポも良く、非常に聴きやすかったです。参加者特典として、定年前後の様々な手続きなどがまとめられている書籍と助成金・給付金に関する小冊子も貰えますので、受講者様にとってもお得感のあるセミナーとなったのではないでしょうか。
2013年からはいよいよ、老齢厚生年金・報酬比例部分の支給開始年齢の段階的な引上げが始まり、来年以降60歳を迎える人たちは年金支給まで無収入の期間ができてしまいます。こういった問題を踏まえて来年4月から「60歳定年後の希望者全員の雇用義務化」が始まりますが、それに伴い企業側は何を準備しなくてはいけないのか、どのように従業員と向き合っていかなければならないのか、企業が抱える不安と負担は増大する一方です。このセミナーでは、こうした「2013年問題」に触れつつ、企業側や退職を迎える方が「老後」に対してどう対処していくべきなのかという方向性も提案もしてくれています。
セミナー終了後、受講者様から頂きました‘自分なりに勉強しているつもりでも、なかなか気づいていない部分を知ることが出来た’というコメントは、本当にその通りだと思います。私もこのセミナーを受講したことで、今まで頭の中で漠然としていたものが、より明確になりました。
人事労務の方のみならず、定年退職を迎える方にも必聴のセミナーですので、ご関心のある方は個人様でのご受講もオススメします。
(平成24年11月26日 ブレインスタッフK)