新たな事業・イノベーションを起こしていきたい企業さま、必見!
中小企業の成功事例から学ぶ、人事が中心となって実現する
いまのメンバーでイノベーションを起こす企業風土づくり
持続的な成長にはイノベーションが不可欠
採用難、社員の高齢化、働き方の多様化などさまざまな要因から労働力の確保に悩む企業が増えています。
特に中小企業の人手不足は慢性的に続いており、2023年9月、日本商工会議所・東京商工会議所が発表した「人手不足の状況および多様な人材の活躍等に関する調査」によると、人手が「不足している」と回答した企業は約7割。そのうち6割以上の企業が「(人手不足が)非常に深刻」「深刻」なレベルであると回答しました。
一方、企業を取り巻く環境は常に大きく変化しており、持続的な成長を遂げていくためには、従来の事業を追い求めるばかりでなく、外部環境の変化に柔軟に対応しながら、新たな事業・イノベーションを起こしていく必要があります。
では、どうやって新たな事業・イノベーションを起こしていったらいいのでしょうか。厳しい人材獲得競争、労働力不足が続く中、カギとなるのは「いまのメンバーの活性化」です。
企業事例から学ぶ、ちょっとした仕組みの導入で起こす社内のムーブメント
社会保険労務士と弁理士のダブルライセンスを持ち、数多くの企業でブランディング支援を行ってきた岡田勝義先生の関与先企業では、職務発明規程とこれを運用するちょっとした仕組みを整備することで、社員がアイデアを提案したり、自由に意見を交換しやすい職場風土が醸成され、実際に現場の社員から出たアイデアをもとに、業務の負担軽減に寄与する製品の開発がスタート。社内が盛り上がっているといいます。
「イノベーションとは、大それた技術革新ばかりを指すのではなく、『これとこれを組み合わせたら、なんか面白いものができた』というのもイノベーションです。皆さんがご存じの発明品も、身近なものと身近なものの組み合わせからできているものが大半です」と岡田先生。
さらに、「マーケットが多様化している中では、一部の人が発明や開発をするのではなく、多くの社員からアイデアをすくい上げることが大事です。イノベーションを起こすには、社員が活発に意見や声を上げられるような空気づくり、企業風土の醸成にも力を入れて取り組むべきなのです。この前提として、人的資本経営の理解は必須です」と強調しています。
中小企業だからこそ起こせるイノベーション
この仕組みは商品・サービス開発の場面に限定されるものではありません。先に挙げた岡田先生の関与企業もビルメンテナンス業。日常的に商品開発を行う業種ではありません。
現場の社員のちょっとした悩みや気づき等から生まれるアイデアや工夫を積極的に採り入れようとする風土は、業務効率化や人材育成・定着にも大きな効果をもたらします。またそれが企業の魅力となって、新たな人材の獲得にもつながる。プラスの循環が生まれるのです。
人的資本経営とは、「人材を資本として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方」(経済産業省HP)のことを指します。イノベーションを創出するのもまた「人」。つまり、人材は常に経営の中核にあります。
実は、この取り組みは組織の小さい中小企業こそ向いている、と岡田先生はおっしゃいます。
中小企業ならではの強みを活かし、人事が中心となって、規程を活用しながら自由にアイデアを出し合えるような雰囲気づくりを行うことで、いまあるメンバーでもイノベーションが起こせるのです。
本セミナーでは、イノベーションのベースとなる人的資本経営について、一つひとつ分解して見ていくとともに、実際に岡田先生の関与先企業で大きな効果を上げている、職務発明規程を軸にした仕組みづくりと、その運用のポイントについて解説していただきます。
人材不足の時代だからこそ、社内に目を向け、いまあるメンバーの活性化に取り組んでいきませんか?
プログラム
- イノベーション経営の前提となる人的資本経営とは
- なぜ人的資本経営が注目されるようになったのか
- 人材に投資するとは?
- そもそもイノベーションって何?
- 身近なイノベーション-三菱鉛筆株式会社の例
- 中小企業だからできるイノベーションを起こすちょっとした仕組みづくり
- <事例紹介>現場社員の発案で腰を痛めにくい清掃用具を開発(ビルメンテナンス業)
- 現状維持バイアスを外すポイント
- 最も重要なのは「実行力」である
受講対象者
企業の経営者、管理職、人事担当者
受講のメリット
- より実態に即した人的資本経営の知識と事例を得ることができます
- 職務発明規程の本当の狙いと効果的な運用のポイントがわかります
- イノベーションの認識が変わり、自社への活用のヒントが得られます
- 具体的な職場活性化策を知ることができます
こんな企業様にオススメです
- 採用難に悩んでいて、何かヒントを得たい
- 職場の雰囲気が停滞気味で社内の活性化策を模索している
- 現場の社員の意見を吸い上げるような仕組みを知りたい
- 人的資本経営の具体的な事例が知りたい
- イノベーションを生み出せる企業風土をつくりたい
セミナー受講者の声
- 職務発明の権利関係は中小企業は明確になっていないことが多いですし、それがもたらす影響にも無頓着です。
信賞必罰、その内容がつまびらかだからこそ人は動く、組織である以上そのような考えは必要だと改めて思いました。 - イノベーションは中小企業には難しそうなイメージでしたが、ちょっとしたことを変えることもイノベーションとしてとらえるのであれば、可能かなと思いました。
そこから、本格的なイノベーションにつなげることができる風土づくりが重要になると感じました。 - 職務発明規程をカイゼンやマインドUPの施策として使うのは学びになりました。
一方で、その仕組み(カイゼン、共有)や運用(理解ハードル、実行性、継続性)、効果(実績)を生み出すサイクルを醸成する難しさも感じたので、やれるところから検討していこうと思います。 - よい人材を採用するには、まず人に投資するという考えを持つことが重要だと感じました。
講師
岡田 勝義(おかだ まさよし)氏
社会保険労務士・アクシス社労士事務所 代表
文系学部(経営学部)と理系学部(工学部電気工学科)卒。
社会保険労務士資格と弁理士資格のダブルライセンスを保有。
大企業(住宅メーカー営業)、中小企業(社会保険労務士補助業務、弁理士業務)、地方自治体(給食調理)勤務のさまざまな職種経験を武器に、弁理士業では1,000件以上のブランド戦略、多くの企業の新商品・新サービス開発戦略、マーケティング戦略、知財戦略にも関与。社労士業では一般的業務に加え、攻めに貢献する就業規則作成支援などユニークなサポート実績もある。
現在は、アクシス国際弁理士法人に勤務しつつ、アクシス社労士事務所・アルペンスキーヤーに特化した就活サポート&ビジネストレーニングアカデミー『Spul』を立ち上げ、日々クライアントと伴走する三刀流コーチを行っている。
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