メンタルヘルス不調を未然に防止することを目的に、いわゆる「ストレスチェック制度」が創設されましたが、取り組むからには労働者本人のセルフケアを進めるとともに、職場環境の改善に取り組むことが重要です。ストレスチェックの結果は、職場や部署単位で集計・分析し、また高ストレスの労働者が多い部署を明らかにし、当該部署の業務内容や労働時間など他の情報と合わせて評価してください。なお、事業場や部署として仕事の量的・質的負担が高かったり、周囲からの社会的支援が低かったり、職場の健康リスクが高い場合には、職場環境等の改善が必要と考えられます。
今回は、ストレスチェック制度における最重要課題である「職場環境改善」のポイントとその注意点についてお伝えします。