厚生労働省から「令和元(2019)年度 国民医療費の概況」が公表されました(令和3年11月9日公表)。「国民医療費」は、その年度内の医療機関等における保険診療の対象となり得る傷病の治療に要した費用の推計です。
ここでいう費用とは、医療保険などによる給付のほか、公費負担、患者負担によって支払われた医療費を合算したものです。
なお、保険診療の対象とならない費用や、正常な妊娠・分娩、健康診断、予防接種など、傷病の治療以外の費用は含みません。この国民医療費が、令和元年度においては44兆3,895億円(前年度に比べ9,946億円、2.3%の増加)となりました。過去最高を更新したということで、報道でも話題になっています。令和元(2019)年度は、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化する前でした。来年公表される令和2年度の国民医療費については、受診控えの影響で押し下げられるとみられています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<令和元(2019)年度 国民医療費の概況>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-iryohi/19/index.html