厚生労働省から、「企業における風しん対策」について、お知らせがありました(令和6年1月29日公表)。
働き盛りであることが多い昭和37年度~昭和53年度生まれの男性の皆様は、過去に公的な風しんの予防接種が行われていなかったため、他の方々よりも風しんにかかる可能性が高く、同僚やお客様、家族など周囲の人たちに感染させてしまうおそれがあります。もし妊娠初期の妊婦さんに感染させてしまうと、生まれてくる赤ちゃんの目や耳、心臓に障害が起きることがあり注意が必要です。
風しんは感染力が強いため、発熱等の自覚がなくても、従業員が1人でも感染したらすぐに次のような対応が必要となります。
・突然のお休み、検査対応、保健所の疫学調査への対応
・社内、取引先での感染拡大防止策の検討
・患者周囲の妊婦の有無を確認、妊婦の感染リスクの確認、感染予防策の検討
予防が最重要ということで、企業に対しては、対象者に送付されているクーポン券を利用して、風しんの抗体検査を健診内容に含めることなどが推奨されています。詳しくは、こちらをご覧ください。
<企業における風しん対策>
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/rubella/index_kigyo.html