仕事と介護の両立支援コラム第15回
「認知症」の種類と症状<後編>
<一般社団法人日本顧問介護士協会 代表理事 石間洋美>
今回は「認知症」の種類と症状<後編>です。
『令和元年版高齢社会白書』によれば、要介護状態になる原因の第一位は、「認知症」です。
現在、65歳以上の高齢者のうち認知症を発症している人は推計約16%を超えており、2020年時点で約602万人に到達、65歳以上の6人に1人が認知症有病者であることが「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」で明らかになっています。
そして、その数が2025年には約675万人(有病率18.5%)となり、65歳以上の5.4人に1人が認知症を発症すると予測されています。
決して他人事ではなく、皆さまの親や、もしくはご自身にも発症の可能性のある「認知症」の特徴について理解しておきましょう。
プロフィール
静岡福祉医療専門学校医療福祉情報科卒業後、介護施設にて介護に携わる一方、介護事務業務、相談業務、マネジメント業務、管理業務も経験。医療福祉接遇インストラクターの資格も取得し、お客様満足度向上のための研修講師も務める。2020年4月に一般社団法人日本顧問介護士協会を立ち上げ、「介護で困る人と困る量を圧倒的に少なくする!」を目標に掲げ活動している。
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