令和4年5月31日、「第8回 新しい資本主義実現会議」が開催され、「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画(案)」が提示されました。これは、新しい資本主義実現会議及び与党における検討を踏まえて取りまとめられたもので、今後、閣議決定を行うこととされています。
その中には、たとえば、「新しい資本主義に向けた計画的な重点投資」という項目があり、人への投資、科学技術・イノベーションへの投資、スタートアップへの投資、GX及びDXへの投資の4本柱に投資を重点化することとされています。
人への投資については、賃金引上げの推進、スキルアップを通じた労働移動の円滑化、貯蓄から投資のための「資産所得倍増プラン」の策定、子供・現役世代・高齢者まで幅広い世代の活躍を応援、多様性の尊重と選択の柔軟性などの措置を講ずることとしています。
報道では、さまざまな角度から計画の内容等が取り上げられていますが、「資産所得倍増プラン」に着目した記事がいくつもありました。
このプランは本年末に策定される予定で、NISA(少額投資非課税制度)の抜本的な改革や高齢者に向けたiDeCo(個人型確定拠出年金)の改革など、資産形成を行いやすい環境整備を行うということです。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<岸田総理は第8回新しい資本主義実現会議を開催しました>
https://www.kantei.go.jp/jp/101_kishida/actions/202205/31shihon.html
<新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画(案)>
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/atarashii_sihonsyugi/kaigi/dai8/shiryou1.pdf