令和4年6月8日、参議院本会議において「強制労働の廃止に関する条約(第105号)の締結について承認を求めるの件」が全会一致で承認されました。
日本政府は今後、ILO事務局長に批准書を寄託し、その後に条約批准の効力が発生することになります。
これを受けて、連合(日本労働組合総連合会)が歓迎のコメントを発しています。
「仕事の世界」で守られるべき最低限の基準であるILO(国際労働機関)の8つの国際的労働基準(中核条約)の位置づけは、世界的に高まっているということです。
今回の第105号条約の批准により、日本が批准していない中核条約は第111号条約のみとなりますが、連合では、第111号条約の早期批准に向けた取り組みを引き続き進めていくこととしています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<ILO第105号条約(強制労働廃止)批准の国会承認に対する談話(連合)>
https://www.jtuc-rengo.or.jp/news/article_detail.php?id=1197
今回批准することとされた第105号条約は、こちら。
<1957年の強制労働廃止条約(第105号)(ILO)>
https://www.ilo.org/tokyo/standards/list-of-conventions/WCMS_239074/lang--ja/index.htm
〔参考〕日本が未批准の第111号条約
<1958年の差別待遇(雇用及び職業)条約(第111号)(ILO)>
https://www.ilo.org/tokyo/standards/list-of-conventions/WCMS_239068/lang--ja/index.htm
2022/6/9