対象者を6カ月間有期雇用し、その間に、座学等(OFF-JT)の研修を行い、その後、正規雇用に移行させた場合、対象者一人当たり最大125万円の奨励金が支給されます。 対象者とは、学校を卒業後も就職活動を継続中の3年以内既卒者(1年以上同じ会社で働いたことがない場合)をいいます。 なお、この奨励金は、平成23年度(平成24年3月31日)までの限定助成金です。
奨励金の概要
成長分野等の中小企業事業主が、3年以内既卒者を原則6カ月間、有期雇用として雇い入れ、育成計画書に基づく座学等により育成します。 その後正規雇用で(正社員として)雇い入れた場合に、奨励金が支給されます。
対象となる3年以内既卒者の条件とは? |
※中学校、高校、高専、大学(大学院、短大を含む)、専修学校等の新規学卒者が対象です。
どのくらいもらえるの? |
既卒者育成支援奨励金のしくみ |
申請から支給までの流れ |
①ハローワークまたは新卒応援ハローワーク(以下「ハローワーク」と言います)に育成計画書を提出
②ハローワークへ「既卒者育成雇用求人」を提出
③ハローワークからの職業紹介(企業としては、紹介を受けた後面接を実施します)
④(採用が決定した場合)有期雇用(原則6カ月)の開始
⑤有期雇用終了後、実施結果報告書の提出 ※有期雇用終了日の翌日から起算して1カ月以内に提出
⑥有期雇用をしたことと座学を行ったことに対する奨励金が支給されます。 有期雇用期間:対象者1人につき月額10万円(最大60万円) 座学等に要した費用:対象者1人につき月額上限5万円(最大15万円)
⑦正規雇用開始から3カ月後、奨励金支給申請書の提出 ※3カ月経過後の翌日から起算して1ヵ月以内に提出
⑧正社員として雇い入れたことに対する奨励金が支給されます 対象者1人につき50万円
中小企業の要件 |
小売業(飲食業を含む) | 資本金5,000万円以下または常時雇用する従業員50人以下 |
サービス業 | 資本金5,000万円以下または常時雇用する従業員100人以下 |
卸売業 | 資本金1億円以下または常時雇用する従業員100人以下 |
その他の業種 | 資本金3億円以下または常時雇用する従業員300人以下 |