内閣官房から、令和5年10月4日に首相官邸において開催された「第14回 全世代型社会保障構築会議」の資料が公表されました。今回の議事は、こども未来戦略方針の報告、全世代型社会保障構築会議報告書のフォローアップ及び全世代型社会保障の構築に向けた「社会保障の改革工程」についてです。「社会保障の改革工程」は、こども未来戦略方針における加速化プランの財源につながるもので、注目を集めています。
全世代型社会保障改革担当の大臣は、先の「第7回こども未来戦略会議」において、次のようにコメントしており、その具体化に向けた議論が進められるようです。
・「加速化プラン」を支える安定的な財源については、2028年度(令和10年度)までに徹底した歳出改革等を引き続き行い、それによる公費の節減等の効果および社会保障負担軽減効果を活用しながら、実質的な追加負担を生じさせないことを目指す。
・歳出改革に関しては、今後、「全世代型社会保障構築会議」において、「経済財政諮問会議」と連携して議論を深め、2028年度までに必要な具体的な社会保障の改革工程を年末までに策定したいと考えている。
・もとより、社会保障の改革は、当面の課題のみならず、人口減少・超高齢社会の中の中長期的な課題を克服するための取組を着実に進めるものでなければならず、こうした観点から2028年度の先も視野に入れて検討を深めていく。
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<第14回 全世代型社会保障構築会議/資料>
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai14/gijisidai.html