当事者や周囲の関係者からきちんと事情聴取を行い、専門家を交えた組織を作って対応を検討するなど、企業が適切に対応することが必要です。最終的な判断を行うにあたって、その根拠をしっかり示すことができるまで、でき得る限りの努力をしてください。
当事者の一方又は両方が強硬な主張を行った場合、企業の担当者は大変苦慮されることと思います。 そのトラブルの内容が、目撃者もいないような場合はなおさらですね。 しかし、基本はあくまで解決に向けて情報を集め、整理し、それを適切に判断していくことです。 その軌跡をしっかり文書で残してください。 どうしても最終的な判断ができない場合でも、「ここまでやった結果、判断できないという結論に達した」と説明できるだけの積み重ねが必要です。 <社会保険労務士 PSR正会員 福田 和子>