「雇用保険法施行規則の一部を改正する省令案」について、令和5年10月2日から、パブリックコメントによる意見募集が開始されました。
この省令の改正案は、いわゆる「年収の壁(そのうちの「106万円の壁」)」への対応として、社会保険の被保険者ではない有期契約労働者等が、就業調整を行うことなく働くことができる環境づくりのため、当面の対応として、雇用保険法に基づくキャリアアップ助成金について制度の見直しを行おうとするものです。
具体的には、当該助成金のコースとして、「社会保険適用時処遇改善コース」を新設しようとするものです。
先に公表された「年収の壁・支援強化パッケージ」のなかで、その助成金・コースの概要は紹介されていますが、その根拠となる法令の規定についての意見募集ということになります。
なお、意見募集のなかで、この省令の改正案の公布・施行の予定は、令和5年10月下旬とされています。
年収の壁・支援強化パッケージの助成金(社会保険適用時処遇改善コース)の本格的なスタートは、この改正省令が施行されてからとなりますので、公布・施行の時期にも注目です。
詳しくは、こちらをご覧ください。
意見募集の締切日は、早急に公布・施行する必要があるため、例外的に7日間に短縮され、令和5年10月8日となっています。
<雇用保険法施行規則の一部を改正する省令案に関する御意見の募集について>
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495230181&Mode=0
〔確認〕いわゆる「年収の壁」への対応HP(厚労省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/taiou_001_00002.html