労働争議の件数 過去2番目に低い水準(厚労省調査)

公開日:2023年8月24日

厚生労働省から、「令和4年 労働争議統計調査の概況」が公表されました(令和5年8月23日公表)。

 

 この調査は、我が国における労働争議(労働組合や労働者の団体とその相手方との間で生じた紛争)について、その発生状況、争議行為の形態や参加人員、要求事項などを調査し、その実態を明らかにすることを目的としています。

 

 令和4年の調査結果のポイントは、次のとおりです。

  • 労働争議の種類別の状況

令和4年の「総争議」の件数は270件(令和3年297件)で、令和元年に次いで過去2番目に低く、減少傾向である。

  • 労働争議の主要要求事項の状況

争議の主な要求事項(複数回答。主要要求事項を2つまで集計)は、「賃金」に関するもの139 件(同150件)で、総争議件数の51.5%と最も多く、次いで「組合保障及び労働協約」に関するもの103件(同137件)、「経営・雇用・人事」に関するもの98件(同96件)であった。

  • 労働争議の解決状況

令和4年中に解決した労働争議は206件(同223件)で、総争議件数の76.3%であった。

そのうち「労使直接交渉による解決」は54件(同63件)、「第三者関与による解決」は68件(同77件)であった。

 

労働組合や組合員の数自体が減少傾向にあることから、労働争議も減少傾向にあるようです。

 

 詳しくは、こちらをご覧ください。

<令和4年 労働争議統計調査の概況>

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/14-r04.html

「組合」関連記事

「トラブル防止・対応」に関するおすすめコンテンツ

ピックアップセミナー

東京会場 2025/01/24(金) /13:30~17:30

【会場開催】はじめての給与計算と社会保険の基礎セミナー

講師 : ※各日程をご確認ください

受講者累計5,000人超!2009年から実施している実務解説シリーズの人気セミナーです!
給与計算と社会保険について基礎からの解説と演習を組み合わせることで、初めての方でもすぐに実務に活用できるスキルが習得できます。

DVD・教育ツール

価格
4,950円(税込)

かいけつ!人事労務では、法改正対応や従業員への周知、教育・啓蒙等に活用できる小冊子を販売しています。

通常は各種10冊1セットの販売となりますが、実際に手に取って中身を見て導入するかどうかを検討したいといったご要望に応え、小冊子を1冊ずつ、計7種類のセット商品をご用意しました。

おすすめコンテンツ

TEST

CLOSE