厚生労働省から、「人口動態統計速報(令和4年10月分)」が公表されました(令和4年12月20日公表)。通常であれば、特に話題になることはない統計速報ですが、今回は非常に注目されています。これによると、令和4年1月~10月の出生数は66万9,871人となり、前年同期比で3万3,827人(4.8%)減少しました。
これは、過去最少のペースで、この傾向が続けば、令和4年の年間の出生数は、過去最少だった昨年の81万1,622人(確定数)を下回り、初めて80万人を割り込む見通しだということです。新型コロナの影響が長引く中、感染への不安や経済状況の懸念などから、妊娠を控えるケースもあったとみられていますが、少子化に歯止めがかからない状況です。年金や医療といった社会保障制度の将来が心配になりますね。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<人口動態統計速報(令和4年10月分)>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/s2022/10.html