厚生労働省から、「毎月勤労統計調査 令和5年5月分結果速報」が公表されました(令和5年7月7日公表)。
これによると、労働者1人あたりの平均賃金を示す現金給与総額は、前年同月比2.5%増の28万3,868円となり、17か月連続で前年同月を上回りました。
一方、現金給与総額(名目賃金)に物価の変動を反映させた実質賃金は、前年同月比1.2%の減少となりました。
実質賃金が、前年同月比でマイナスとなるのは、14か月連続となっており、物価の上昇に賃金の伸びが追い付かない状況が続いています。
しかし、実質賃金の前年同月比の下げ幅は、前月から大きく縮小しており、高水準の回答が相次いだ令和5年春闘の結果が本格的に反映され始めたとみられています。
詳しくは、こちらをご覧ください。
<毎月勤労統計調査-令和5年5月分結果速報>
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/monthly/r05/2305p/2305p.html