平成２２年４月納付分からの健康保険料率一覧はこちらから！

公開日:2010年3月4日

社会保険の手続き

　健康保険組合が設立されていない企業の方が加入する健康保険である「全国健康保険協会管掌健康保険（協会けんぽ）」の都道府県ごとの健康保険の保険料率（一般保険料率）は、現在、全国平均８．２％となっていますが、平成２２年４月納付分からその料率が引き上げられます。

　近年、中小企業等で働く方々の賃金の低下に伴い保険料収入が落ち込む一方、新型インフルエンザの流行等で医療費の支出が増えるなど、協会けんぽの財政は非常に厳しい状況となっています。
　国庫補助率を引き上げる等の政策により保険料率の上昇をできるだけ圧縮することとしていますが、それでも、保険料率の大幅な引き上げは避けられないようです。

　具体的な料率は、次のとおりです。
＊平成２２年３月分の保険料……
実際には、４月納付分から都道府県単位の一般保険料率が適用されます。

都道府県単位の保険料率

都道府県	一般保険料率	一般保険料率の内訳		都道府県	一般保険料率	一般保険料率の内訳
都道府県	一般保険料率	特定保険料率	基本保険料率	都道府県	一般保険料率	特定保険料率	基本保険料率
北海道	9.42%	3.50%	5.92%	滋賀県	9.33%	3.50%	5.83%
青森県	9.35%	3.50%	5.85%	京都府	9.33%	3.50%	5.83%
岩手県	9.32%	3.50%	5.82%	大阪府	9.38%	3.50%	5.88%
宮城県	9.34%	3.50%	5.84%	兵庫県	9.36%	3.50%	5.86%
秋田県	9.37%	3.50%	5.87%	奈良県	9.35%	3.50%	5.85%
山形県	9.30%	3.50%	5.80%	和歌山県	9.37%	3.50%	5.87%
福島県	9.33%	3.50%	5.83%	鳥取県	9.34%	3.50%	5.84%
茨城県	9.30%	3.50%	5.80%	島根県	9.35%	3.50%	5.85%
栃木県	9.32%	3.50%	5.82%	岡山県	9.38%	3.50%	5.88%
群馬県	9.31%	3.50%	5.81%	広島県	9.37%	3.50%	5.87%
埼玉県	9.30%	3.50%	5.80%	山口県	9.37%	3.50%	5.87%
千葉県	9.31%	3.50%	5.81%	徳島県	9.39%	3.50%	5.89%
東京都	9.32%	3.50%	5.82%	香川県	9.40%	3.50%	5.90%
神奈川県	9.33%	3.50%	5.83%	愛媛県	9.34%	3.50%	5.84%
新潟県	9.29%	3.50%	5.79%	高知県	9.38%	3.50%	5.88%
富山県	9.31%	3.50%	5.81%	福岡県	9.40%	3.50%	5.90%
石川県	9.36%	3.50%	5.86%	佐賀県	9.41%	3.50%	5.91%
福井県	9.34%	3.50%	5.84%	長崎県	9.37%	3.50%	5.87%
山梨県	9.31%	3.50%	5.81%	熊本県	9.37%	3.50%	5.87%
長野県	9.26%	3.50%	5.76%	大分県	9.38%	3.50%	5.88%
岐阜県	9.34%	3.50%	5.84%	宮崎県	9.34%	3.50%	5.84%
静岡県	9.30%	3.50%	5.80%	鹿児島県	9.36%	3.50%	5.86%
愛知県	9.33%	3.50%	5.83%	沖縄県	9.33%	3.50%	5.83%
三重県	9.34%	3.50%	5.84%

※一般保険料率とは、健康保険の保険料率のことです。
一般保険料率は、特定保険料率と基本保険料率からなります。
・特定保険料率……高齢者医療制度へ拠出する額等に充てるための保険料率
・基本保険料率……医療給付・保健事業等に充てるための保険料率

　なお、保険料は労使折半となりますが、事業主が、被保険者負担分を給与から源泉控除する際には、給与明細書等に特定保険料の額と基本保険料の額の内訳を示すように努めることとされています。
注．４０歳以上から６５歳未満の方（介護保険第２号被保険者）は、これに全国一律の介護保険の保険料率（１．５％）が加わります。
この料率も変更されますので、注意が必要です。