給与を計算する上で、まず最初に行わなければならないのが、社員ごとの勤怠状況の集計です。
会社には、就業規則などで定められた労働時間(所定労働時間)がありますが、毎日その時間通りに働いているという社員はほとんどいないでしょう。社員が残業や深夜労働、休日労働を行った場合、会社はそれらの労働に対して割増賃金を支払わなければなりません。一方で、遅刻や早退、欠勤した場合は、その分の給与を基本給などから差し引くことができます。
そのため、社員にその月の給与をいくら支払えばいいのかを算出するにあたって、勤怠状況の集計は不可欠です。
以下のタイムカードの打刻例を使って、具体的な労働時間等の集計方法を説明します。