仕事と介護の両立支援コラム第22回
要介護状態になるきっかけ第1位「認知症」予防策
<一般社団法人日本顧問介護士協会 代表理事 石間洋美>
要介護状態になるきっかけの第1位は認知症であることから、認知症になる原因、認知症の症状、認知症の方の気持ちと対応方法、認知症の方を介護するご家族の気持ちなどを前回までのコラムでお伝えしてきました。
認知症の深さを知っていただけたかと思いますが、「なるべくなら、認知症や介護を必要な状態(要介護状態)にはなりたくない」と感じた方も大勢いらっしゃったかと思います。
そこで今回のコラムでは、認知症の予防策についてお伝えします。意識することで防げることはたくさんありますので、ぜひみなさんの人生のために知っていてほしいと思います。
基本的に認知症の予防には、脳・心・筋肉・内臓の4つのバランスを整えることが重要とされていますので、今からできる予防策を6つお伝えします。
プロフィール
静岡福祉医療専門学校医療福祉情報科卒業後、介護施設にて介護に携わる一方、介護事務業務、相談業務、マネジメント業務、管理業務も経験。医療福祉接遇インストラクターの資格も取得し、お客様満足度向上のための研修講師も務める。2020年4月に一般社団法人日本顧問介護士協会を立ち上げ、「介護で困る人と困る量を圧倒的に少なくする!」を目標に掲げ活動している。
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介護は、ある日突然やってきます。自分にはまだまだ先のことと思っている人が大半ですが、残念ながら90%以上の確率でやってくるのが現実。
そのとき、介護の知識があるかないかで、介護にかかる費用も、ストレスも大きく変わってきます。当然、事前に知識を備えていれば、介護離職のリスクも大きく低減することになります。
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